入社3年塾 赤羽雄二
◆ロジシンとは
「もっとロジカルに説明して。」「論理的じゃないなぁ。」
などというロジシン信者はまずこの本を読んでほしいのだが
人の頭の中にはそれぞれに文法が存在し、それは過去の経験や属する集団によって形作られる。
ある人が論理的じゃない、と感じることは、自分やその集団の文法にのっとっていないということであり、〇とか×という問題ではない。
上記の発言は、「あなたの文法をオレ(達)は受け入れる気がない。俺(達)に合わせろ。」という、上から目線で思考停止している人のそれなのだ。
◆打算野郎で結構
私はかなり打算的な方で、何でも損得で考えてしまう節がある。
ただし、それを人からどう見られるか、という客観的な立場に立った場合、メリットとなると思う。
「人は外見じゃない、中身だ。」なんて、典型的な非・打算思考である。
外見がいい人が得をするのは当たり前である。中身など、外見で合格のスタートラインに立たないと、触れてさえもらえない。
自分が得をするために、どんな外見、ふるまいだと相手に認めてもらえるか。
損をするNG外見、NG行動をなくしていき、打算野郎を貫いてやろうか。
◆あれ?
いらっ!→あれ?
あれれ~おっかしいぞ~?
人間関係において、相手に対する怒りをコントロールするコツは、この思考法。
イラっとするのは、相手を子ども扱いしているということ。
何か考えがあってそういう行動をしているのだろう、という意図や背景を読み取る。
怒りという感情を使うのは、それを理解してからでも遅くない。
相手を子ども扱いしない、理解を面倒がらない。
◆おとちゃん採点:70点
本の厚みからは少し物足りなさも感じるが、重要なポイントはいくつか得ることができた。
やはりこれから出会う難敵に立ち向かうには、知識、特に思考法を身につけなければならない。
馬鹿にもカシコにもなれて、相手のことを賢くバカにできる。
優秀なビジネスパーソンとは、ざっくり言えばそんな人な気がする。