おとちゃん書評

なぜ書評を始めたか?それは書評を始めるきっかけとなる本に出会えたため。

好きなことだけで生きていく。 堀江貴文

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 ◆株式会社自分

あらためて、今の自分が会社をクビになったときに、何が残っているのか考えさせられる。

何を成し遂げ、いくらお給料をもらい、どんな地位にいる?

その成長率は?改善点は?日々の努力は?

 

それを数値化し、株式会社自分を育てていかなければならない。

正社員なんて、いつクビになるかわからないし、クビになった(正社員じゃなくなった)ショックは意外と引きずるものだから。

 

◆相手が自覚していない心の声を引き出す

インタビューやカウンセリングで言われていることだが、これほど難しいコミュニケーション能力はないと考える。

 

人は誰でも自分の話がしたい。そこをぐっとこらえる力がまず第一。

そして、相手に興味・関心を持ち、徹底的に事前準備をしなければならないことが一つ。

さらに、その場の相手の醸し出す空気を察知し、ベストな問いを投げかけなければならない。

 

これを仕事に昇華させるなんて、人前でプレゼン(アウトプット)するよりはるかに高等な技術を売っているといえる。

 

◆ビジネスとは信用のやりとり

これは、会社員だろうが経営者だろうがフリーだろうが関係ないだろう。

特に時間に遅れない、進んで気配りをする、より質の高いアウトプットをする等

自分にまず「これはできる」と思うことを当然のように毎日行い、その幅を広げていく。

 

「信用をばらまいていくことが好き」なんて、それだけで生きていけるようなものだと思う。

 

◆おとちゃん評価:75点

堀江さんの本は、危機感を持つために定期的に読んでいる。

今社会人として、行動しないことがどれだけ評価されないかを身をもって実感しているので

「行動→信頼→お金を稼ぐ」

これだけで生きていけることを示唆してもらえたのは、大変ありがたい。